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シミに効く薬を紹介!
皮膚科でもらえる医薬品と市販薬の違いは?

出来てしまったシミ・肝斑に効く
医薬品

シミ取りと言えば「シミ取りレーザー」や「レーザートーニング」を思い浮かべる方も多いかもしれません。

ですが、肝斑や炎症後色素沈着などの場合はレーザー治療の適応がないことも多く、薄いシミには効果を発揮できないというデメリットもあります。

このように「シミ取りレーザーの適応がないけど、シミ治療を行いたい」という方は、シミに効く飲み薬・塗り薬による治療も検討してみてください。

また、レーザー治療の適応がある方も、シミ治療の効果を最大限に高めるために飲み薬や塗り薬を併用することをおすすめします。

飲み薬(内服薬)

自宅で手軽にシミ治療ができる内服薬

飲み薬(内服薬)の服用は、自宅にいながらできるシミの治療の一つです。

シミ治療を目的とする薬を服用することで、同時に美白になったりニキビ等の肌トラブルを予防する効果も期待できます。

代表的なシミ治療薬である「シナール」「トラネキサム酸」「ユベラ」それぞれの特徴と料金について説明します。

シナール

シナールは、主成分であるアスコルビン酸(ビタミンC)にパントテン酸カルシウムが配合された複合ビタミン剤です。

シミの原因となるメラニン色素の産生を抑えたり、作られてしまったメラニンを還元する効果が期待できます。

また、抗酸化作用もあるため、肌の老化を防止するのにも役立つ薬です。

シナールの料金はこちら

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、人工的に生成されたアミノ酸の一種で、炎症やアレルギーを引き起こすプラスミンの働きを抑制することにより、シミの原因であるメラニンを減らします。

シミだけでなく、美白効果やニキビ等の肌荒れを予防する効果も期待できます。

トラネキサム酸の料金はこちら

ユベラ

ユベラは、ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)を主成分とする薬です。

代謝を促進するので、シミやそばかす、お顔のくすみを除去することによる美白効果が期待できます。

ユベラの料金はこちら

塗り薬(外用薬)

シミ治療として代表的な塗り薬

シミ治療の塗り薬として代表的なのが「ハイドロキノン」と「トレチノイン」です。

これらの薬は、シミの改善に高い効果を発揮することがあります。

それぞれの薬の特徴と料金は、次の通りです。

ハイドロキノン(クリーム)

ハイドロキノンは、 シミの原因となるメラニン色素の産生を抑える働きがある成分で、主にシミの改善や予防に用いられます。

特に、肝斑、炎症後色素沈着の改善効果が期待できます。

ハイドロキノン(クリーム)の料金はこちら

トレチノイン(クリーム)

トレチノイン(レチノイン酸)はビタミンAの誘導体で、角質を剥がして皮膚の再生を促進させる働きがある成分です。

シミ全般の改善やお顔のくすみを予防する効果が期待できます。

トレチノイン(クリーム)の料金はこちら

シミを消す薬の
市販薬と医薬品(処方薬)の違い

シミ治療の市販薬と医薬品の違いとは

一つ前の章では、シミ改善の内服・外用薬を紹介しました。

「同じ薬や似たものがあるなら、まずは買いやすい市販薬で試してみよう」と思う方もいるのではないでしょうか。

確かに市販薬はすぐに買えるため、気軽にセルフケアを始めることができます。ですが、医薬品と比べると、期待できる効果にはかなりの差があるのです。

診察を受けるのが面倒という理由だけで市販薬を選んでしまうと、思った効果が得られないまま長期間ケアをし続けることになるかもしれません。

市販薬と医薬品それぞれのメリットとデメリットをきちんと理解して、選択するようにしましょう。

シミ治療の市販薬とは

市販薬とは、ドラックストアや薬局、ネット通販などで誰でも購入できる薬のことです。

市販のシミ治療薬は、気軽に手に入って副作用などのリスクもほとんどありませんが、医薬品に比べて有効成分の配合量がかなり少ないため、分かりやすい効果は実感しにくいです。

シミ治療の医薬品(処方薬)とは

医薬品とは、医師の指示により処方される薬、つまり処方箋がないと購入できない薬のことです。

皮膚科などで医師の診察を受けると、自分に合った薬が必要な分だけ処方されます。

シミ治療の医薬品は市販薬に比べて高い効果が期待できますが、その分副作用などが生じるリスクも高まります。

ローズマリークリニックでは、ドクターの診察後に院内処方が可能です。

市販薬と医薬品(処方薬)のメリットとデメリット

メリット デメリット
市販薬 すぐに買いに行ける
副作用が出にくい
高い効果は実感しにくい
保険は適用されない
医薬品
(処方薬)
高い効果が得られる
保険が適用されるケースがある
毎回診察を受ける必要があるため時間がかかる

皮膚科でできる
薬以外のシミ・肝斑治療

シミ取りをするための美容医療施術には多くの種類がありますが、決してどれでもいいわけではありません。
もちろん、料金が高い施術ほど効果も高いというわけでもありません。

一人ひとりのシミの種類や症状によって、最適な施術が異なります。

複数の施術を提供している皮膚科で相談をして、複数の選択肢の中から自分に合った治療を選ぶようにしましょう。
より高い効果を実感したい場合には、いくつかの施術を併用するのもおすすめです。

では、どのような施術を提供している皮膚科が良いのでしょうか。
シミ取りレーザーをはじめとした、皮膚科でできる代表的な美容施術の特徴と料金を紹介します。

シミ取りレーザー
(QスイッチYAGレーザー)

シミ取りレーザーは、レーザー照射による部分的なシミ取り治療です。

QスイッチYAGレーザーは、レーザーの光をメラニン色素のある部分にピンポイントで照射することができるので、肌へのダメージを最小限に抑えられます。

シミ取りレーザーの料金はこちら

レーザートーニング
(QスイッチYAGレーザー)

レーザートーニングは、肝斑や炎症性色素沈着などの刺激を与えると悪化してしまうシミに対しても、照射が可能です。

お顔全体にレーザーを照射する施術なので、広範囲に発生しているシミを治療するのに適しています。

肝斑や炎症性色素沈着以外にも、くすみや開き毛穴の改善効果も期待できます。

レーザートーニングの料金はこちら

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、IPLと呼ばれる光エネルギーを広範囲に照射する、ダウンタイムがほとんどない美容施術です。

照射によりコラーゲンが生成されるため、シミやそばかすだけでなく、くすみや赤ら顔、毛穴、キメの乱れなどのさまざまな肌トラブルの改善効果が期待できます。

フォトフェイシャルの料金はこちら

ゼオスキン

医療機関専売品のドクターズコスメ・ゼオスキン

ゼオスキンヘルスとは、ターンオーバーを正常化しバリア機能を改善することを目的としたドクターズコスメブランドです。
専門知識を持った医師の指導のもとで使用することにより、肌の根本的な改善を目指します。

肌の細部まで有効成分を届け、シミやしわ、ニキビ、毛穴などの肌トラブルを解消して、美しく健康的な肌へと導きます。

ゼオスキンの料金はこちら

【シミの種類別】
薬の選び方とおすすめの美容施術

シミの種類は、大きく4つに分けられます。

自分のシミの種類がどれに該当するかがわかったら、それぞれのシミに対するおすすめの薬と治療法も参考にしてみてください。

日光性黒子(老人性色素斑)

シミの代表的な症状である日光性黒子

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)、別名「日光性黒子(にっこうせいこくし)」は、頬やこめかみ等にできやすく、健康な肌との境目がわかりやすいのが特徴です。

紫外線と加齢が原因でできることが多く、シミの種類の中で最も一般的なシミと言われています。

日光性黒子の見分け方のポイント

以下の内容に該当する方は、日光性黒子(老人性色素斑)の可能性が高いでしょう。

  • 頬の周りに数ミリ~数センチの斑点がある
  • 頬やこめかみ等、紫外線が当たりやすい部分にある
  • 年齢と共に濃くなっている

日光性黒子の方におすすめの薬と治療法

  • 【内服薬】シナール、トラネキサム酸、ユベラ
  • 【外用薬】ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリーム
  • 【薬以外の治療】シミ取りレーザー、フォトフェイシャル、ゼオスキンヘルス

肝斑

30〜50代に多い肝斑

肝斑(かんぱん)とは、頬骨の高い部分に頬骨に沿って存在しているシミで、大きな特徴は左右対称にできることです。

肝斑の見分け方のポイント

以下の内容に該当する方は、肝斑の可能性が高いでしょう。

  • 色が薄茶色あるいは黒っぽい、輪郭がはっきりしない
  • 30~50代になって増えてきた
  • 現在、女性ホルモンの乱れを感じている

肝斑の方におすすめの薬と治療法

  • 【内服薬】シナール、トラネキサム酸、ユベラ
  • 【外用薬】ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリーム
  • 【薬以外の治療】レーザートーニング、フォトフェイシャル、ゼオスキンヘルス

そばかす(雀卵斑)

幼い頃からできる人もいるそばかす

そばかす、別名「雀卵斑(じゃくらんはん)」は、小さな斑点が顔中に広がっているのが特徴のシミです。

そばかすに限っては、加齢や生活習慣が原因でできるものではありません。
主に遺伝によって発症する、先天性の色素異常症の一つです。

そばかすの見分け方のポイント

以下の内容に該当する方は、そばかす(雀卵斑)の可能性が高いでしょう。

  • 幼少の頃から頬などに小さな斑点があった
  • 鼻を中心にして薄茶色、あるいは黒っぽい斑点が広がっている
  • 春夏にかけて濃くなり、秋冬にかけては薄くなる気がする

そばかすの方におすすめの薬と治療法

  • 【内服薬】シナール、トラネキサム酸、ユベラ
  • 【外用薬】ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリーム
  • 【薬以外の治療】フォトフェイシャル、ゼオスキンヘルス

炎症後色素沈着

ニキビや湿疹によって起きる炎症後色素沈着

炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)は、ニキビや湿疹、虫刺され、火傷などの傷痕が残って色素沈着することによってできるシミです。

色素沈着とは、炎症をきっかけに肌内部にメラニンが溜まってしまっている状態のことを言います。

炎症後色素沈着の見分け方のポイント

以下の内容に該当する方は、炎症後色素沈着の可能性が高いでしょう。

  • ニキビや虫刺され等の痕が残ってシミになった
  • 炎症が起きて落ち着いた後に、茶色に変わった

炎症後色素沈着の方におすすめの薬と治療法

  • 【内服薬】シナール、トラネキサム酸、ユベラ
  • 【外用薬】ハイドロキノンクリーム、トレチノインクリーム
  • 【薬以外の治療】レーザートーニング、フォトフェイシャル、ゼオスキンヘルス

皮膚科でもらえるシミの薬についての
よくある質問

皮膚科でもらえるシミの飲み薬(内服薬)について、よくある質問に回答します。

シミの薬は長期間服用しても問題ないですか?
今回ご紹介したシミの飲み薬「シナール」「トラネキサム酸」「ユベラ」に関しては、長期間にわたって服用しても基本的には問題ありません。
副作用が出るリスクが高くない薬ではありますが、体質によっては服用期間や量を制限する必要がある場合もあります。
そのため、必ず医師や薬剤師の指示に従って服用するようにしてください。
当院ではリスク回避のため、トラネキサム酸を処方し、3ヶ月服用いただきましたらその後1ヶ月は服用をお休みいただいております。
皮膚科の薬を飲むのをやめたらシミは再発しますか?
トラネキサム酸の内服薬は、飲むのをやめるとシミが再発することがあります。
理由は、トラネキサム酸により抑制されていたプラスミンが働きはじめて、メラニンを生成する細胞が活性化してしまうためです。
シミの発生や再発には個人差があるので中には再発しない人もいますが、自己判断で服用をやめるとせっかくの治療効果が無駄になるかもしれません。
事情があって服用をやめたい場合は、医師に相談して中止するタイミングを決めるようにしましょう。
シミ取りレーザーと飲み薬、シミへの効果はどちらが高いですか?
どの治療・施術の効果が高いとは言い切れません。シミの種類や症状によって効果が出やすい施術が異なるからです。
例えば、シミ取りレーザーは効果的なシミ治療ですが、肝斑の改善には不向きな治療方法です。
自分のシミの状態に合った最適な施術を選んで、内側と外側からアプローチできることが理想です。
シミを消すための飲み薬は保険適用になりますか?
今回ご紹介した「日光性黒子」「肝斑」「そばかす」「炎症後色素沈着」の治療は美容目的とされ、大抵の場合は保険適用外になります。
保険適用になる可能性があるのは、シミの種類で言うと「太田母斑(おおたぼはん)」「扁平母斑(へんぺいぼはん)」「異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)」「外傷性色素沈着」などのアザに近い症状があるケースです。
これらに診断されると、保険治療としてレーザー治療の一部とトラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬の処方が受けられます。
尚、当院では保険による治療は行っておりません。

まとめ

本記事では、出来てしまったシミや肝斑、気になるそばかすを消すために効果的な飲み薬と塗り薬、美容施術について解説しました。
もちろん、料金が高い施術ほど効果も高いというわけでもありません。

シミ治療に関してのポイントは以下の通りです。

  • 代表的な飲み薬は、シナール・トラネキサム酸・ユベラ
  • 代表的な塗り薬は、ハイドロキノン・トレチノイン
  • 市販薬は、気軽に購入できて副作用の心配も少ないが、高い効果は実感しにくい
  • 医薬品は、診察を受けるなどの手間がかかって副作用が出るリスクもあるが、高い効果が期待できる
  • 薬以外の施術なら、シミ取りレーザー・トーニング・フォトフェイシャル・ゼオスキンがおすすめ
  • シミの種類によっても、効果が出やすい薬の種類や治療法が異なる

シミを消す治療は、単純ではありません。複数の選択肢の中から自分のシミの種類や症状に合った治療法を選んでください。
より高い効果を実感したい場合には、いくつかの施術を併用するのもおすすめです。

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